福島県双葉郡浪江町にて
2012年06月29日(金) | コメント(2)
軽自動車から大型トラックまで、あなたの町の安心廃車買い取りアドバイザー、山形オートリサイクルセンター社長の伊藤雄一郎です。
昨日ちょっとした用事ができ、福島県双葉郡浪江町に行ってきました。
浪江町といえば東京電力福島第1原発事故の警戒区域にほぼ町全域が指定されています。
私は立ち入り禁止場所の約1km手前の津島地区まで行って来ました。
線量計を持参していったのですが、かなり手前からそのブザーは鳴りっぱなしでした。
浪江町に入る手前5km付近の114号線沿いでは現在除染活動が盛んに行われています。
3.11震災により倒壊した建物は手つかずのままそのまま放置されています。
私の行った津島地区も全ての住人が避難されており、町全体がゴーストタウンのような感じ。
でかい虻や蝶、やせたネコばかりが寄り付いてきます。
津島中学校は放射能除去物の仮置き場となっていました・・・。
放射線量を見てみるとなんと4.54μ㏜!!
周囲に命の音も感じられず、物音ひとつしない静けさの中で今まで経験したことのない「恐ろしさ」を感じてきました。
この辺りの住人にとって、まだ何一つ解決されていない中、福井県の大飯原発が再稼働されようとしています。
それよりもまずはこの土地に暮らしている人たちが、故郷に戻って当たり前の生活をできるようにすることが一番大事なのではないでしょうか。
カテゴリー:出張
Tags: 放射線, 東京電力福島第1原発事故, 福島県双葉郡浪江町