2012年03月12日(月) | コメント(0)
軽自動車から大型トラックまで、自動車中古パーツのリユース、リメイク、リサイクルの総合カンパニー、山形オートリサイクルセンター社長の伊藤雄一郎です。
あの甚大な被害をもたらした東日本大震災からちょうど一年が経ちました。
昨年の今頃は電気が復旧せず、夜は家族全員が一つの部屋に集まり、ロウソク一本で過ごしたことが昨日のことのように思い出されます。
その後は被災地に何度も足を運び、津波に押し流されてしまった車輌をいかに片付けるか、悪戦苦闘の日々・・・。
現在テレビでは津波や地震の映像をとめどもなく放送していますが、いろいろな思い出が甦り、正直見たくないというのが実感です。
と同時にそのことを風化させてはいけないという思い。
「忘れてしまえ!!」と思う自分と、「忘れてはいけない!!」と思う自分との葛藤・・・。
ただ一つ言えるのは故郷に戻ることができず、非難を余儀なくされている約34万人の方々に比べれば、何と自分たちは幸せな日々を送っているのだろう、ということです。
そのことをしっかりとかみしめながら、感謝の気持ちを忘れず亡くなった方々の分まで一生懸命に生きなければなりません。
今をしっかり生き抜くこと、これこそが亡くなった方々への「鎮魂」かと思います。
そして前向きに未来を切り開くべく、社員一丸となってこの生業に全力で尽くしていきたいと思います。
写真はどちらも宮城県石巻市にある日和山から市内を一望したもの。
合掌。
カテゴリー:私見
Tags: 宮城県石巻市, 東日本大震災
2011年04月12日(火) | コメント(0)
こんにちは!! 軽自動車、普通乗用車、大型トラック商用車などの低・中年式車および高年式の事故車、故障車の高価買い取りと自動車中古パーツ販売の山形オートリサイクルセンター、社長の伊藤雄一郎です。
本日も某引き取り業者からの被災車輌の引き上げ要請があったので、宮城県石巻市まで現場確認に行ってきました。
今回の確認場所は石巻漁港から目と鼻の先です。
石巻市内は私が最初に訪れた3月30日の時よりもだいぶ信号が復旧しており、その分市内の渋滞も少しは緩和されたように思いました。
ガソリンスタンドも営業している店舗が結構あります。
ただ海岸線に近づくにつれ、その惨状に愕然としてしまいます。
石巻漁港はどこが陸地でどこからが海なのか境が分からなくっています。
魚市場も見るも無残な状態で、ただ魚の匂いだけがものすごい異臭を放っています。
今日は風が強く乾いた泥が砂埃のように舞い、目を開くのもやっとの状態。
ただそこで仕事をする方たちは復旧に向けて必死です。
毎回被災地に赴くたびにその力強さ、団結力に逆に元気をもらってくる私です・・・。
カテゴリー:地域
Tags: 宮城県石巻市, 石巻漁港
2011年03月30日(水) | コメント(0)
こんにちは!! 軽自動車、普通乗用車、大型トラック商用車などの低・中年式車および高年式の事故車、故障車の高価買い取りと自動車中古パーツ販売の山形オートリサイクルセンター、社長の伊藤雄一郎です。
本日某引き取り業者からの被災車輌の引き上げ要請があり、それが可能かどうか、また現地の道路状況の確認なども兼ね宮城県石巻市に行ってきました。
三陸自動車道も全線開通し、被災地へ物資を運ぶ車や自衛隊の車輌でごったがえしています。
石巻市内の私が行った一帯は石巻漁港から2Kmくらい内陸部なのですが、旧北上川の氾濫により町全体空爆にあったような有り様です。
現場の担当者は2mぐらいの高さにある浸水跡を指さし、「いい記念になるなぁ~」と苦笑していました。
町全体の状況もひと頃よりだいぶ良くなったと言っていました。
それでも電気などのインフラはまだ整備されておらず、信号機も灯っていない交差点が大半です。
何もかもが不足していることを身をもって体験してきました。
YEG主催の「みちのくウエストライン少年サッカー大会」などを通じて常日頃から連携関係にある石巻市、早々の復旧を願うばかりです。
カテゴリー:地域
Tags: 三陸自動車道, 宮城県石巻市