合成の誤謬
2012年11月19日(月) | コメント(0)
軽自動車から大型トラックまで、自動車中古リサイクル部品のパイオニア、山形オートリサイクルセンター社長の伊藤雄一郎です。
昨日16日、当YARCが加入する東日本自動車解体処理共同組合の「第11回 通常総会」が、東京都千代田区永田町の「全国町村会館」で盛大に開催されました。
慎重審議で総会を終えた後は「研修会」です。
今回も㈱イイジマの原康夫取締役副社長からお越しいただきました。
今回のテーマは「合成の誤謬(ごびゅう)」。
「合成の誤謬(ごびゅう)」…。
とても聞き慣れない言葉ですが、経済用語だそうです。
池上彰氏の言葉を借りれば、「個人が合理的な行動をとっても、多くの人が同じ行動をとることによって、全体としては悪い事態になる」というのが一番分かりやすいのではないでしょうか。
個人、企業、国、レベルの違いはあれど一つが内向になると、それが全体の縮小を加速させてしまう恐れがあります。
現在のデフレスパイラルも「合成の誤謬」がなしているもの。
原氏は「だからこそ何か一つの事をするときは、その目的を明確にしなければならない。そしてみんな千恵を出し合い、発想を豊かにしてこの難局を乗り切らなければならない」とおっしゃられました。
いつもは相場の予測をされる原氏、今回のセミナーではとても大きな宿題をいただいたような気がします。
原先生、ありがとうございました。
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