美和卓氏による「東日本大震災後の日本経済のゆくえ」
2011年08月26日(金) | コメント(0)
軽自動車から大型トラックまで、自動車中古パーツのリユース、リメイク、リサイクルの総合カンパニー、山形オートリサイクルセンター社長の伊藤雄一郎です。
本日は鶴岡信用金庫主催による経済講演会が「ガーデンパレスみずほ」で開催されました。
講師はおなじみ、野村證券㈱経済調査部のシニアエコノミスト美和卓氏。
演題は「東日本大震災後の日本経済のゆくえ」です。
今回の講演では私が今大変気になっていた超円高が今後どのような展開をみせるのかを非常に分かりやすく説明していただきました。
そもそも今回の超円高は米国経済の失速にあるといいます。
その失速の一要因として、震災によって日本からの部品の調達がうまくいかず、米の工場の稼働率を下げたためによるものであり、日本の部品調達率が上がれば米の工場稼働率も上がり若干の円安に振れる可能性はあるといいます。
しかし米の住宅バブルが弾けた現在、節約志向に走らざるを得ない米人、そう簡単には米の消費は伸びず景気は上がりそうもありません。
またユーロ圏のフランスなどの大国も財政危機が市場のテーマとなっており、すでに手詰まり感があるといいます。
同じくして新興国の景気減速懸念もあり、この円高傾向はここ数年続くのでは、と分析されています。
しかし一番の不安材料はなんといっても日本国民の政府に対する不信感による円売りだそうです。
これが加速すれば日本国は一気に破たんするでしょう、ということでした・・・。
十分考えられるシナリオです・・・。
そんな世界の大潮流の中にあって我々は一体何をすべきかをしっかり見極めなくてはなりません。
美和先生、本日の大変分かりやすい講演、本当にありがとうございました!
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