医療ネグレクト。
2010年01月17日(日) | コメント(0)
社長の伊藤です。
先日福岡でいたましい事件があった。生後7カ月の長男がアトピー性皮膚炎を患ったが、両親は自分たちの信仰するやり方で赤ちゃんを治そうとし、結果感染症で死なせてしまったのだという・・・・・・
両親は福岡に本部がある宗教法人職員で、信者だったらしい。本部の協議に従い、手をかざすことで病気を治す「浄霊」や「御霊紙」と和紙を張り付けその赤ちゃんを治そうとしたが回復にいたらず、すぐに病院へ連れていけばいいものをよりパワーのある信者を呼んで浄霊したとのこと。
あきれてものが言えないとはこのことである
はたからみれば「医療ネグレクト」、児童虐待以外のなにものでもない。死亡した赤ちゃんはもちろん可哀相だが、こんなバカな迷信を信じた両親は大変気の毒に思えてしょうがない。自然治癒力も大事だが、それはしっかりした治療機関で治療をうけた上でのこと。
この両親は本部から「信仰心が足りないからだ!もっと信心しろ!」とか言われてしまうのだろうか・・・・
ますますこのアホ宗教にのめりこんでしまったりして・・・・・
本来宗教とは人間がいかに生きるべきかを指し示し、信念を与え、かつ科学と矛盾しないものである。
こんな迷信が宗教だと思われてしまうから、日本では宗教=悪と思われてしまう。
こんな奇跡や霊力を信じることなく、迷信宗教をはびこらせないためにも日本人もそろそろ精神的に大人になる必要があるのではないだろうか。
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