こんにちは!! 軽自動車、普通乗用車、大型トラック商用車などの低・中年式車および高年式の事故車、故障車の高価買い取りと自動車中古パーツ販売の山形オートリサイクルセンター、社長の伊藤雄一郎です。
最近被災車輌の撤去作業を行っていると言うと、「震災特需だな」とか「ビジネスチャンスだね」とよく言われます。
しかし決してそんなことはありません。
だいたい片道200Kmの距離を往復し、燃料代や高速料金を使ってガレキと化した車の引き上げ作業です。
収集した車は堆積したゴミや泥、異物を除去した後、自動車リサイクル法に従ってフロンガスの回収、エアバックの車上作動処理を行わなければなりません。
ほぼ再利用できる自動車中古パーツはありません。
スクラップ価格も放射能の問題で、買取価格は大幅にダウンです。
人件費や車輌代も考えてしまうと、通常であればお断りしたい引き取り作業です。
それを行っているのは被災地の一日でも早い復旧の一助になればという一念のみ。
我々は我々のできる最大限のことを精一杯やるだけ。
周囲はすでに平和ムードですが、少なくとも当YARCの社員全員被災地側の感覚でいます。
そういった状況であるということを少しでも多くの方に知ってもらい、理解していただけるとありがたいです。