マンガ雑誌の「ビッグコミック」が好きで、時にはコンビニで買ったり、時には立ち読んだり、時には床屋で数冊を一気読みしたりと、なんだかんだいって読み続けている。
今回の「ビッグコミック」の表紙は、山形を舞台にしたホラー・コメディー映画を作った竹中直人。「これは買わねば」と購入したところ、これがなんと増刊号・・・ 短編の多い増刊号はあまり好きではないので、ペラペラめくっていると面白そうなマンガを発見してしまった。
「赤羽がんこモータース」。しかも今回のテーマは「スクラップ・インセンティブ」。一般の方でもこの制度が解りやすいよう懇切丁寧に、説明しているが・・・ そこは「がんこ」、この制度の盲点を鋭く指摘している。
「なぜ13年超のクルマをスクラップにする必要があるんだ」
「1台の車を長く乗ることが環境にいいんじゃないのか」
「古い車を大事にしている人にこそ、援助するってのがスジじゃないのか」
そして、「旧車へのいたわりやねぎらいが無さすぎやしないのかねぇ・・・」・・・・・
廃車でメシを食っている私にとってとても耳の痛い話である。
またこの制度をマンガの主人公は「姥捨て」と称し、痛烈に批判している。ということは我々解体業のヤードはさながら姥捨て山・・・
いまさらこの制度を変える訳にもいかないし、批判されてもどうしようもないが、せめて我々自動車解体業は廃車に対して「お疲れ様」のいたわりとねぎらいの気持ちを忘れず、感謝の念を込めて、その自動車の素材がまた再利用、再使用されやすいようにリサイクルされるよう徹していきたい。
それにしても「ビッグコミック」、増刊号もなかなか捨てがたいね~
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